RFP(提案依頼書)が重要なワケ
RFPとは、「Request for Proposal」の略で、直訳すると「提案依頼書」となります。これは、企業や組織が何か新しいプロジェクトやサービスを外部の業者に依頼したいときに使用される文書です。簡単に言うと、これから始めたい仕事の内容や条件をまとめたお買い物リストのようなものです。
たとえば、ある会社が新しいウェブサイトを作りたいとします。その会社はウェブサイトの作成を得意とする複数の会社に対して、どのようにウェブサイトを作るか、どんな機能が必要か、予算はどれくらいか、などを詳しく書いたRFPを送ります。それを受けたウェブデザイン会社は、その要望に合わせて「こういったデザインで、これくらいの予算でできます」という提案を返します。
このプロセスの利点は、依頼する側が明確な要望を伝えることで、受ける側がその要望にぴったり合った提案をしやすくなることです。また、複数の業者から提案をもらうことで、比較・検討しやすくなり、最終的に最も条件に合う業者を選べるため、満足のいく結果につながりやすくなります。
RFPは主にビジネス間での取引に使われることが多いですが、基本的な考え方は日常生活の中でも応用できることがあります。例えば、結婚式場を選ぶときに何を重視するかをリストアップし、複数の式場に見積もりを求めることなどがそれにあたります。
RFPの例:ウェブサイト開発プロジェクト
ここで、RFP(提案依頼書)の構成の例をみていきましょう。企業さまのホームページの立ち上げをイメージして作成してみました。
1. 導入部
- 会社概要: 依頼企業の基本情報と事業内容。
- プロジェクトの背景: プロジェクトを行う理由や目的。
2. プロジェクトの概要
- プロジェクト名
- プロジェクトの目的: 何を達成しようとしているか。
- プロジェクトのスコープ: プロジェクトの範囲、含まれる作業、含まれない作業。
3. 要求仕様
- 機能要件: 必要な機能や特性。
- 技術要件: 使用する技術やプラットフォーム。
- デザイン要件: ビジュアルやユーザーエクスペリエンスの指針。
- 性能要件: サイトの速度や対応デバイスなど。
4. 提案依頼
- 提案内容に含めるべき事項: 解決策の説明、技術的なアプローチ、予算とスケジュールの見積もり。
- 提出期限: 提案書の提出締切日。
- 提案の評価基準: 提案を評価する基準やポイント。
5. 契約条件とスケジューリング
- 予算範囲
- プロジェクトのタイムライン: 主要なマイルストーンと完了予定日。
- 支払い条件
6. その他の条件
- 機密保持契約(NDA)の要求
- 法的要件やコンプライアンスの問題
7. 連絡先情報
- 問い合わせ先: 質問や提案書の提出先の詳細情報。
いかがでしょう。わりと長編の書類ですね。しかし、理想のホームページ(リニューアルれも使えます)を作るには、必ず必要です。ムララボは、RFPの作成をサポートします。下記よりご相談ください。
ビジネスにおいても、人生においても、RFP(提案依頼書)がよく書けているほど、要望にあった理想の提案をえやすくなるってことですね!