第8回 AI・人工知能EXPOに行ってきました

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こんばんは、ムララボです。

第8回 AI・人工知能EXPOに初めて行ってきました。開催最終日とあって、多くの来場者の熱気に包まれ、AIへの関心の高さが伺えました。

短い時間で10社ほど回りましたが、さまざまな生成AIのサービスをたくさん見ることができました。NVIDIAなどのGPUメーカーのブースを除けば、業務効率化を目的としたものが共通しています。

しかし、生成AIの汎用性の高さゆえ、サービス内容が入ってこないというのか…。効率化の事例もまだ多くはなく、費用対効果の見える化は、難しいなと感じました。各ブースのPRのキャッチコピーは、技術者寄りのメッセージが多いと感じたゆえに、アニメキャラクターのアバターが接客する映像表現のAIサービスのブースの方が、”わかりやすい”なと感じました。


いくつかの企業に導入価格を聞いたところ、月額数万円程度と比較的大企業向けの設定でした。現時点ではこの市場も未成熟であると認めざるをえません。
しかし、重ねていいますと、混み合うほどの来場者数を肌に感じ、多くの関心と期待があるなと実感しました。

以下、見学した生成AIのサービスを3つに整理してみました。

  1. 生成AIを大企業向けに汎用的に導入する開発やコンサルティング
    • 課題解決から入って独自のアプリを開発・運用サポートする総合サービス
      • 自社開発のLLM(生成AI)の開発基盤の提供
      • 事業部やプロジェクト単位の大型導入コンサル
      • 金融業界に特化したハイエンドなAI活用 など
  2. 生成AIを特定業務の効率化のためのクラウドサービス
    • 社内情報をユーザーサポートに利用するサービスやアプリ
      • 議事録の自動生成
      • 顧客対応の自動化
      • AIアバター など
  3. 生成AIを研究開発や解析に利用するためのソリューション
    • 精密な解読が必要なAIによる画像解析自動化
      • 交通状況や施設の人流解析
      • 古文書の解読
      • スマートグラス(IOT)への組み込み など

著名な某実業家がトークセッションを行っていたブースは通路がふさがるほどの集客力がありました。すごい。

もちろん、日本ディープラーニング協会のブースや松尾研究所出身のAIChatシステムのブースにも立ち寄りました。とても人気のブースの一つで、お客さんたちは説明に熱心に耳を傾けていました。

ちなみに、隣のエリアでは以下の3つのEXPOも併設されていました。

  • デジタル人材育成支援EXPO
  • ブロックチェーンEXPO
  • 量子コンピューティングEXPO

以上、東京ビッグサイトからの報告でした。