ノンエジニアでもできる!と思えたこととは?

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単行本:「ソフトウェア開発にChatGPTは使えるのか?――設計からコーディングまでAIの限界を探る」

発売日:2023/7/12
著者:小野 哲
出版社:技術評論社

【おススメ読書案内】

本書は、プロのエンジニアさん、プログラマーさん向けの書籍です。

私はプログラミングはできないノンエンジニアです。ですがウェブ関連の仕事をしており、業務の中でプログラムがどんな原理で動くかについては、最小限の理解はしております。

そんな者から自信を持ってお薦めするとはおこがましくもありますが、ChatGPTのプログラミングの可能性に興味があって本書を購入しました。

感想ではありますが、ある程度システム設計ができて、テストを含めた開発の流れを理解していれば、ノンエンジニアでもChatGPTを使ってシステム開発はできそうだと確信しました。もちろん、ネットワークやサーバーなどのインフラのセットアップや、セキュリティ対策が必要です。

本書を参考に、ChatGPTを使って簡単なJavaScriptコードを作ってみました。(Pythonでなくてすみません)ちゃんと動きました。ノンエンジニアの私にとっての発見は、ChatGPTが生成するコードは、「コメント」をつけてもらえるので、プログラミングの勉強になると感じたことです。(瑣末なことですみません)
コメントを読めば、漠然とですが該当するコードがどのような処理をしているのか、確認できるからです。(もちろん、そこに間違いがないと言えませんが)

本書では、開発者が、ChatGPTにどのように指示を出して、それをどのように調整していくかの工程がことこまかに説明されています。趣味的なレベルのアプローチで恐縮ですが、これは、プログラミングの開発工程を学び、プログラミングの実際を体験できるようで、非常に勉強になったのです。私のレベルですと、追いつかないところもありましたが、「リファクタリング」という工程を覚えました!(そんなレベルですみません)

システム開発のプロが、ChatGPTを「まともに」開発で使えるかどうか、に真剣に取り組んでおられるので、自分としてはその評価を何より興味深く読ませてもらいました。